「石油ファンヒーターはダイニチが速い」と、よく言われます。ダイニチ自身もページに「35秒スピード着火」と書いていました。
同じ日にコロナのページを開いたら、「7秒速点火」と書いてありました。
35秒と7秒。速いほうを選んだつもりで、5倍遅いほうを選んでいることになります。
先に、この記事の立場を書いておきます
ここに並べた5台を、私が部屋に置いて一冬使ったわけではありません。灯油のにおいも、点火してから足元が暖まるまでの体感も、持っていません。やったのは、楽天市場の各商品ページに書かれた着火速度・タンク容量・暖房出力・消費電力・運転音・燃焼継続時間・外形寸法・重量を1台ずつ書き出し、ダイニチとコロナを同じ畳数どうしで隣に並べることです。
楽天市場を「ダイニチ 石油ファンヒーター」「コロナ 石油ファンヒーター」「トヨトミ 石油ファンヒーター」「石油ファンヒーター」の4通りで検索し、★4.0以上・レビュー20件以上・在庫ありで62点を集めました。そこからストーブガード・灯油ポンプ・オイルフィルター・キャスター・部品類を外し、本体だけを候補にしています。そのうえで木造10畳と木造15畳でダイニチとコロナが1台ずつ揃うように選び、いちばん小さい部屋向けの1台を加えました。 価格・レビュー件数は2026年8月30日 に楽天市場APIで再照合しています。
書き手の立ち位置も書いておきます。運営者は2010年から通販で買い続けていて、楽天の累計ポイントは1,532,509pt(運営者情報)。買う側としての年数はありますが、ここに並べた商品については買った側ではありません。記事の下書きはAIが作り、運営者が監修しています。
だから、暖まり方の速さや灯油のにおいの少なさは私には判断できません。それと、ここに並ぶ数値はすべて各商品ページの記載であって、私が測ったものではありません。今回載せたダイニチ3台の出品ページには、消費電力・運転音・燃焼継続時間が書かれていませんでした(メーカー直営店が出している別の商品のページには載っています)。「書いていない=性能が悪い」ではありません。比べられない、というだけです。
※価格・レビュー件数・評価・在庫は、2026年8月30日に楽天市場APIで取得した時点の値です。着火速度・タンク容量・暖房出力・消費電力・運転音・燃焼継続時間・寸法・重量は、各商品ページの記載に基づきます。仕様やモデル年式は変更されることがありますので、購入時は必ず商品ページの表示をご確認ください。灯油を使う暖房器具です。給油・換気・設置場所については取扱説明書の指示に従ってください。セール・クーポン・在庫で価格は変わりますので、購入前に各商品ページで最新情報をご確認ください。
- 着火はコロナが速い。コロナの2台は7秒、ダイニチの3台は35秒・35秒・40秒と書いてありました。
- タンクはダイニチが大きい。ダイニチのLタイプは9.0L、コロナのSTシリーズは7.2L。1.8Lちがいます。
- 木造10畳で選ぶなら → 1位 ダイニチ FW-3625L-W(Lタイプ・木造10畳)(25,800円・タンク9.0L・着火約35秒)か、2位 コロナ FH-ST36BYA5(STシリーズ・木造10畳)(29,800円・7秒速点火・弱燃焼で約126時間)。同じ畳数で25,800円と29,800円——ダイニチのほうが安いです。
- 木造15畳で選ぶなら → 3位 ダイニチ FW-5626L-W(Lタイプ・木造15畳)(34,800円・レビュー289件で今回最多)か、4位 コロナ FH-ST57BYA5(STシリーズ・木造15畳)(37,800円・弱燃焼で約83時間)。小さい部屋にいちばん安く置くなら → 5位 ダイニチ FW-3226NC-W(NCタイプ・木造9畳)(22,020円・7.4kgで今回最軽量)。
ダイニチとコロナ 5台の比較一覧表
| 順位 | 商品/メーカー・畳数・タンク | 参考価格 | 評価 |
|---|---|---|---|
| 🥇1位 |
ダイニチ FW-3625L-W(Lタイプ・木造10畳)
ダイニチ/木造10畳・コンクリート13畳/タンク9.0L/着火約35秒
|
25,800円 | ★4.58 (64) |
| 🥈2位 |
コロナ FH-ST36BYA5(STシリーズ・木造10畳)
コロナ/木造10畳・コンクリート13畳/タンク7.2L/7秒速点火
|
29,800円 | ★4.52 (130) |
| 🥉3位 |
ダイニチ FW-5626L-W(Lタイプ・木造15畳)
ダイニチ/木造15畳・コンクリート20畳/タンク9.0L/着火約40秒
|
34,800円 | ★4.52 (289) |
| 4位 |
コロナ FH-ST57BYA5(STシリーズ・木造15畳)
コロナ/木造15畳・コンクリート20畳/タンク7.2L/7秒速点火
|
37,800円 | ★4.39 (145) |
| 5位 |
ダイニチ FW-3226NC-W(NCタイプ・木造9畳)
ダイニチ/木造9畳・コンクリート12畳/タンク5.0L/7.4kgで最軽量
|
22,020円 | ★4.54 (28) |
※価格・レビューは執筆時点の楽天市場の情報です。クーポン・セールや在庫で変動します。最新情報は各商品ページでご確認ください。
同じ物差しで測り直す:着火・タンク・出力・「書いていない」欄
各ページの記載を、そのまま1つの表に移します。空欄は、私が調べ落としたのではなく、商品ページに書かれていなかった欄です。
| 順位 | メーカー | 木造 | 着火 | タンク | 暖房出力 | 消費電力 | 運転音 | 燃焼継続 | 重量 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | ダイニチ | 10畳 | 約35秒 | 9.0L | 0.74〜3.60kW | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 11.1kg |
| 2位 | コロナ | 10畳 | 7秒 | 7.2L | 0.59〜3.60kW | 弱10W/強22W | 弱22dB/強36dB | 弱 約126時間 | 11.2kg |
| 3位 | ダイニチ | 15畳 | 約40秒 | 9.0L | 1.23〜5.60kW | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 11.9kg |
| 4位 | コロナ | 15畳 | 7秒 | 7.2L | 0.90〜5.65kW | 弱11W/強27W | 弱24dB/強40dB | 弱 約83時間 | 12kg |
| 5位 | ダイニチ | 9畳 | 約35秒 | 5.0L | 0.74〜3.20kW | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 7.4kg |
右の4列を見てください。消費電力・運転音・燃焼継続時間は、コロナの2台にしか数字が入りません。今回載せたダイニチ3台の出品ページには、どれも書かれていませんでした。これはダイニチが劣るという意味ではなく、この4項目ではダイニチとコロナを比べられないという意味です。実際、メーカー直営の「ダイニチWebShop」が出している別の商品(FW-25S6)のページには、消費電力(大火力82W/小火力49W/点火時370W/待機1.0W)・運転音(33〜23dB)・燃料消費量(0.243〜0.066L/h)・燃焼継続時間(14.4〜53.0時間)まで全部載っていました。数字が無いのはダイニチではなく、この3つの出品ページのほうです。電気代や静かさを数字で確かめてから買いたいなら、数字が出ている側しか確かめようがありません。
そしてもう1つ、出力の左側の数字が効きます。木造10畳の2台は最大がどちらも3.60kWで同じなのに、最小は0.59kW(コロナ)と0.74kW(ダイニチ)。木造15畳も最大5.65kWと5.60kWでほぼ同じで、最小は0.90kWと1.23kWです。どちらもコロナのほうが小さく絞れます。コロナが「弱燃焼時 約126時間」と書けているのは、ここでしょう。タンクは1.8L小さいのに、弱で回したときの持ちは長い。
1畳あたり・タンク1Lあたりに割り直す
ここから下は私の割り算です。価格を、その台がまかなうと書かれている木造の畳数と、タンク容量で割りました。
| 順位 | 価格 | 木造 | 1畳あたり | タンク | タンク1Lあたり |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 25,800円 | 10畳 | 2,580円 | 9.0L | 2,867円 |
| 2位 | 29,800円 | 10畳 | 2,980円 | 7.2L | 4,139円 |
| 3位 | 34,800円 | 15畳 | 2,320円 | 9.0L | 3,867円 |
| 4位 | 37,800円 | 15畳 | 2,520円 | 7.2L | 5,250円 |
| 5位 | 22,020円 | 9畳 | 2,447円 | 5.0L | 4,404円 |
1畳あたりは、どの畳数帯でもダイニチのほうが安く付きます。木造10畳で2,580円と2,980円、木造15畳で2,320円と2,520円。金額そのものは木造10畳で4,000円差、木造15畳で3,000円差です。
ただし1畳あたりがいちばん安いのは、いちばん大きい3位でした。2,320円。石油ファンヒーターは、まかなえる面積が広い機種ほど1畳あたりは下がります。だから「広いほうが得」とは言えません。9畳の部屋に15畳用を置いても、余った6畳ぶんは使われないままです。
ダイニチとコロナ、どちらを選ぶか【5つの分かれ道】
同じ売り場に並んでいますが、ページに書いてあることが違います。違いが出る順に5つ挙げます。
① 着火の速さ——「ダイニチが速い」は、コロナと並べると逆になる
両社とも、自分の着火速度を速さの売りとして書いています。
ダイニチ(5位のページ)。
「35秒スピード着火 ダイニチは保温なしですぐに暖まる快速暖房。寒い朝も、帰宅時も、すぐにあったか快適です。」
コロナ(2位・4位のページ)。
「7秒速タイマー&7秒速点火」
35秒と7秒です。ダイニチの「スピード着火」は、保温(待機のために燃やし続けること)をしないまま35秒で点くという意味で速い、という書き方でした。コロナの7秒と競っている数字ではありません。それでも、点くまでの秒数だけを見るなら、今回はコロナが5倍速い。
ひとつ但し書きがあります。候補には入れたものの今回は載せなかったコロナのS32シリーズ(FH-S3225Y)は、同じページに「秒速点火(7秒点火)」と「通常点火55秒」の両方を書いていました。7秒は、秒速点火という機能を使ったときの数字です。今回の2位・4位のページには「7秒速点火」としか書かれておらず、通常点火の秒数は載っていません。7秒を当てにするなら、その機能の使い方を商品ページか説明書で確かめてから買ってください。
② タンク——ダイニチ9.0L、コロナ7.2L。給油の回数が変わる
ダイニチのLタイプは「たっぷり入る『大容量9Lタンク』」を最初の特徴に挙げています。コロナのSTシリーズは7.2L。1.8L、率にして25%ちがいます。
灯油18Lのポリタンク1本で考えると、9.0Lなら2回で使い切り、7.2Lなら2.5回です。給油という作業そのものが1回減る、というのがこの1.8Lの意味になります。
ただしタンクが大きいことと、長く燃え続けることは同じではありません。①の表に戻ると、タンク7.2Lのコロナが「弱燃焼時 約126時間」と書いていて、タンク9.0Lのダイニチは燃焼継続時間を書いていません。何時間もつかを先に知りたいなら、書いてある側を見るしかない。
給油まわりでは、両社とも手が汚れないキャップを売りにしていました。ダイニチは「ワンタッチ汚れんキャップ」「『カチッ』という音と手応えでロックを確認できます」、コロナは「よごれま栓タンクで手が汚れない! 床も汚れにくい」。名前が違うだけで、狙っているものは同じです。
③ 電気代と静かさは、コロナのページにしか数字がない
石油ファンヒーターは灯油で燃やしますが、送風と気化のために電気も使います。コロナの2台は、そこを数字で出していました。
- 2位(木造10畳):消費電力 弱燃焼時10W/強燃焼時22W、待機時消費電力0.8W
- 4位(木造15畳):消費電力 弱燃焼時11W/強燃焼時27W、待機時消費電力0.8W
運転音も同じです。2位は弱22dB/強36dB、4位は弱24dB/強40dB。
ダイニチの3台には、消費電力も運転音も書かれていませんでした。省エネについては「ecoおまかせモードで省エネ・節約」「お好みの温度に設定した上で自動セーブし、灯油の消費を節約」という説明はあります。ただし、それは灯油の話で、電気の話ではありません。
寝室に置くつもりなら、この差はそのまま効きます。弱で22dBと書いてある機種と、何dBか分からない機種。静かさを条件にしているなら、数字が出ている側を選ぶほうが確実です。
④ 置き場所——幅はダイニチが細く、奥行はコロナが薄い
寸法も、そろえて並べると逆転します。木造10畳の2台。
- 1位 ダイニチ:高さ445×幅430×奥行357mm
- 2位 コロナ:幅442×奥行334×高さ426mm
幅はダイニチが12mm細く、奥行はコロナが23mm薄い。高さもコロナが19mm低いです。壁際に置くなら奥行が効くのでコロナ、狭いすき間に差し込むなら幅が効くのでダイニチ——というふうに、部屋の側で答えが変わります。
木造15畳になると、幅の差が開きます。3位ダイニチが幅466mm、4位コロナが幅504mm。38mm差です。奥行は349mmと334mmで、こちらは相変わらずコロナのほうが薄い。
いちばん小さいのは5位でした。高さ429×幅371×奥行299mm、質量7.4kg。奥行が300mmを切っているのは今回この1台だけで、重さも他の4台(11.1〜12kg)より3.7kg以上軽い。毎年しまって出す道具なので、重さは置き場所と同じくらい効きます。
⑤ 保証と生産地——ここは両社とも3年で並ぶ
迷いどころになりそうで、ならなかったのがここです。
ダイニチ:「安心の日本製 MADE IN JAPAN」「メーカー3年保証」。5位のページはもう少し詳しく、「新潟の自社工場で生産。1998年8月から業界初の取り組みとして導入した、本体3年保証でアフターサービスも充実。」と書いています。
コロナ:「原産国:日本」「メーカー保証3年付き」。
どちらも日本製で、どちらも3年保証。ここで差は付きません。だから①〜④に戻ることになります。
年式については、両社のページとも正直でした。ダイニチの1位は「FW-3624L-W 2024年度モデル/FW-3625L-W 2025年度モデル【販売中】/FW-3626L-W 2026年度モデル」と3年ぶんを並べたうえで「※機能性に違いはありません」。5位は「現在『FW-3226NC-W 2026年度モデル』を販売しております。※主な仕様に変更はございません。※本ページの商品レビューには、旧モデルのレビューが含まれている場合がございます。」と断っています。レビュー件数を見るときは、それが今売っている年式のものとは限らない、ということです。
- 部屋が木造か鉄筋か(同じ機種でも木造10畳=コンクリート13畳のように畳数が変わる)
- 着火の秒数がページに書いてあるか(7秒なら、それが通常点火か秒速点火か)
- タンク容量が何Lか(9.0Lと7.2Lで給油回数が変わる)
- 消費電力(W)が書いてあるか——電気代を先に知りたいなら必須
- 運転音(dB)が書いてあるか——寝室に置くなら必須
- 燃焼継続時間が書いてあるか(弱と強の両方)
- 奥行と幅(壁際なら奥行、すき間なら幅)
- 重さ(しまって出す作業が毎年ある)
- 年式(ページのレビューが旧モデルのものを含んでいないか)
- 配送除外地域(北海道・沖縄・離島が不可の出品がある)
🥇1位 ダイニチ FW-3625L-W(Lタイプ・木造10畳)
25,800円。木造10畳をまかなう2台のうち、安いほうです。同じ木造10畳のコロナ(2位)が29,800円なので、4,000円ちがいます。そのうえでタンクは9.0Lと、2位より1.8L大きい。
✅ 特徴・強み
- タンク9.0L——今回の5台で最大
- 同じ木造10畳のコロナより4,000円安い
- 1畳あたり2,580円(木造10畳で割った私の計算)
- 幅430mm——同じ畳数のコロナより12mm細い
- 日本製・メーカー3年保証と明記
- 着火 約35秒(保温なしでこの秒数、という書き方)
- 年式ちがいを3年ぶん並べて「機能性に違いはありません」と明示している
⚠️ 気になる点(正直に)
- 消費電力(W)の記載がない——電気代を先に計算できない
- 運転音(dB)の記載がない——寝室向けかを数字で確かめられない
- 燃焼継続時間の記載がない——9.0Lで何時間もつかが分からない
- 奥行357mm——同じ畳数のコロナより23mm出っ張る
- 着火はコロナの7秒より5倍遅い
- 沖縄・離島は配送不可、北海道など一部は追加送料の場合あり
🚫 向かない:電気代や運転音を数字で確かめてから買いたい人。点火の速さを最優先する人。奥行を1cm単位で詰めたい人
決め手:同じ木造10畳で、タンクが1.8L大きくて、4,000円安いことです。給油の回数と価格という、どちらも毎年効いてくる2つで勝っています。その代わりに消費電力・運転音・燃焼継続時間の3つが分からないまま買うことになります。その3つを気にしないなら、この1台です。
🥈2位 コロナ FH-ST36BYA5(STシリーズ・木造10畳)
29,800円。1位より4,000円高い代わりに、このページには数字が全部載っています。消費電力、運転音、燃焼継続時間、待機電力。今回の5台で、この4つが揃っているのはコロナの2台だけでした。
✅ 特徴・強み
- 7秒速点火——今回いちばん速い(4位と同じ)
- 燃焼継続時間 弱で約126時間——今回の最長
- 最小出力0.59kW——今回いちばん小さく絞れる
- 消費電力 弱10W/強22W、待機0.8Wを明記
- 運転音 弱22dB/強36dBを明記——今回いちばん静かな数字
- 奥行33.4cm——同じ畳数のダイニチより23mm薄い
- 原産国 日本・メーカー保証3年
- エコモード(室温20度キープ)
⚠️ 気になる点(正直に)
- 同じ木造10畳のダイニチより4,000円高い
- タンク7.2L——1位より1.8L小さい
- 幅44.2cm——1位より12mm広い
- 「7秒」が通常点火の数字かどうかはこのページに書かれていない(同社の別シリーズには「通常点火55秒」の記載がある)
- 強燃焼時は約21時間——弱の126時間とは6倍ひらく
🚫 向かない:同じ畳数なら安いほうでいい人。給油の回数を減らしたい人。9Lタンクが欲しい人
決め手:比べるための数字が全部書いてあることです。弱10W・22dB・約126時間・最小0.59kW。この4つが分かっていれば、買う前に電気代も静かさも給油の間隔も見当が付きます。4,000円の差は、その4つを知った状態で買うための差だと考えると納得しやすい。
🥉3位 ダイニチ FW-5626L-W(Lタイプ・木造15畳)
34,800円でレビュー289件——今回の5台で最多です。木造15畳・コンクリート20畳と、今回いちばん広い部屋をまかなう1台。価格を畳数で割ると2,320円で、これも今回いちばん安く付きます。
✅ 特徴・強み
- レビュー289件——今回最多
- 1畳あたり2,320円——今回いちばん安い(木造15畳で割った私の計算)
- タンク9.0L——木造15畳をまかないながら1位と同じ容量
- 同じ木造15畳のコロナより3,000円安い
- 幅466mm——同じ畳数のコロナより38mm細い
- 日本製・メーカー3年保証
- 2026年モデル(2026/08/28より販売)
⚠️ 気になる点(正直に)
- 着火 約40秒——今回いちばん遅い
- 消費電力・運転音・燃焼継続時間の記載がない
- 最小出力1.23kW——今回いちばん絞れない(4位は0.90kW)
- 9畳の部屋に置いても、余る畳数ぶんは使われない
- 沖縄・離島は配送不可、北海道など一部は追加送料の場合あり
🚫 向かない:6〜9畳の個室で使う人。弱火でとろとろ焚きたい人。点火の速さが要る人
決め手:広い部屋をまかないながら、1畳あたりが今回いちばん安いことです。2,320円。ただしこれは15畳ぶんを使い切ったときの数字で、9畳の部屋に置けば6畳ぶんは余ります。部屋が実際に広いなら効きますが、安く見せるための割り算ではありません。
4位 コロナ FH-ST57BYA5(STシリーズ・木造15畳)
37,800円。今回いちばん高い1台です。木造15畳をまかなう点は3位と同じで、3,000円の差。その代わりに弱11W・24dB・約83時間・最小0.90kWと、数字が出ています。
✅ 特徴・強み
- 7秒速点火——今回いちばん速い(2位と同じ)
- 最大出力5.65kW——今回いちばん大きい
- 最小出力0.90kW——同じ木造15畳の3位(1.23kW)より小さく絞れる
- 消費電力 弱11W/強27W、待機0.8Wを明記
- 運転音 弱24dB/強40dBを明記
- 燃焼継続時間 弱で約83時間を明記
- 奥行33.4cm——同じ畳数の3位より15mm薄い
- 原産国 日本・メーカー保証3年
⚠️ 気になる点(正直に)
- 37,800円で今回いちばん高い
- ★4.39で今回いちばん低い評価
- 幅50.4cm——今回いちばん横に広い(3位より38mm)
- 重量12kg——今回いちばん重い
- タンク7.2L——3位より1.8L小さい
- 強燃焼時は約13時間——今回いちばん短い
🚫 向かない:予算を抑えたい人。持ち運ぶ機会がある人。設置幅に余裕がない人
決め手:広い部屋で「弱に絞ってつけっぱなし」をやりたいなら、この1台です。最小0.90kW、弱11W、弱24dB、弱で約83時間。同じ木造15畳の3位は最小1.23kWで、そこまで絞れません。3,000円と横幅38mmを払って、絞れる幅と数字を買う——そういう選び方になります。
5位 ダイニチ FW-3226NC-W(NCタイプ・木造9畳)
22,020円。今回の最安で、7.4kgで最軽量で、奥行299mmで最薄。3つとも1台で取っています。まかなうのは木造9畳・コンクリート12畳——個室向けです。
✅ 特徴・強み
- 22,020円——今回の最安
- 質量7.4kg——他の4台(11.1〜12kg)より3.7kg以上軽い
- 奥行299mm——今回唯一300mmを切っている
- 幅371mm——今回いちばん細い
- 35秒スピード着火(1位と同じ秒数)
- 3年保証・新潟の自社工場で生産と明記
- パワフル秒速消臭システム(気化ガスを止めて燃やしきる、という説明)
⚠️ 気になる点(正直に)
- タンク5.0L——今回いちばん小さい(1位・3位の9.0Lの55%)
- 消費電力・運転音・燃焼継続時間の記載がない
- 木造9畳まで——リビングには足りないことがある
- 「ecoおまかせモード(一時消火機能なし)」と但し書きがある
- 「お取り寄せ」——すぐ届くとは限らない
- 北海道・沖縄・離島は配送不可と商品名に明記
- 「本ページの商品レビューには、旧モデルのレビューが含まれている場合がございます」と店が明記
🚫 向かない:リビングで使う人。給油の回数を減らしたい人。北海道・沖縄・離島に住んでいる人。すぐ届いてほしい人
決め手:最安・最軽量・最薄を1台で取っていることです。22,020円、7.4kg、奥行299mm。その代わりタンクは5.0Lで、1位と3位の55%しかありません。給油の回数はほぼ倍になります。軽さと薄さを取るか、給油の回数を取るか——ここがこの1台の分かれ目です。
部屋と条件から選ぶ
- 木造10畳前後・安いほうがいい → 1位 ダイニチ FW-3625L-W(Lタイプ・木造10畳)(25,800円・タンク9.0L・着火約35秒)
- 木造10畳前後・電気代と静かさを数字で確かめたい → 2位 コロナ FH-ST36BYA5(STシリーズ・木造10畳)(29,800円・弱10W/22dB・弱で約126時間)
- リビングなど木造15畳前後・レビューの多さで選びたい → 3位 ダイニチ FW-5626L-W(Lタイプ・木造15畳)(34,800円・レビュー289件・1畳あたり2,320円)
- 木造15畳前後・弱に絞ってつけっぱなしにしたい → 4位 コロナ FH-ST57BYA5(STシリーズ・木造15畳)(37,800円・最小0.90kW・弱11W/24dB)
- 6〜9畳の個室・軽くて薄いほうがいい → 5位 ダイニチ FW-3226NC-W(NCタイプ・木造9畳)(22,020円・7.4kg・奥行299mm)
- 点火の速さがいちばん大事 → 2位か4位(どちらも7秒速点火。ダイニチの3台は35〜40秒)
- 給油の回数を減らしたい → 1位か3位(どちらもタンク9.0L。コロナのSTは7.2L)
よくある質問(FAQ)
今回の5台ではコロナです。コロナの2台はどちらも商品ページに「7秒速タイマー&7秒速点火」と書かれていました。ダイニチの3台は「35秒スピード着火」「着火速度 約35秒」「着火速度 約40秒」です。ただし、コロナの7秒は「秒速点火」という機能を使ったときの数字です。候補に入れたコロナのS32シリーズ(今回は掲載していません)は、同じページに「秒速点火(7秒点火)」と「通常点火55秒」の両方を書いていました。今回の2位・4位のページに通常点火の秒数は載っていません。
比べられません。コロナの2台は消費電力を書いています(2位が弱10W/強22W、4位が弱11W/強27W、どちらも待機0.8W)。今回載せたダイニチ3台の出品ページには、消費電力が書かれていませんでした。ただしメーカー直営の「ダイニチWebShop」が出している別の商品(FW-25S6)のページには、消費電力(大火力82W/小火力49W/点火時370W/待機1.0W)も運転音も燃料消費量も燃焼継続時間も載っています。つまりダイニチが公表していないのではなく、この3つの出品ページに載っていないということです。ダイニチのページにある「ecoおまかせモードで省エネ・節約」は灯油の節約についての説明で、電気の話ではありません。電気代を先に計算してから買いたいなら、数字が出ている側を選ぶことになります。
そうとは限りません。今回はタンク7.2Lのコロナ(2位)が「弱燃焼時 約126時間」と書いていて、タンク9.0Lのダイニチ(1位)は燃焼継続時間を書いていません。理由は最小出力の差だと思われます。2位は0.59kWまで絞れて、1位は0.74kWまで。弱く燃やせるほど、同じ灯油で長く持ちます。タンク容量は「1回にどれだけ入るか」で、燃焼継続時間は「どれだけ長く燃えるか」——別の話です。
同じ機種でも木造とコンクリートで畳数が変わります。今回の2位は「木造10畳まで/コンクリート13畳まで」、5位は「木造(戸建て)9畳まで(15.0m2)/コンクリート(集合)12畳まで(20.0m2)」と書かれていました。木造のほうが数字が小さくなります。マンションなどの鉄筋なら、木造の表示より広い部屋まで届く計算です。自分の部屋がどちらかを先に決めてから、畳数を見てください。
ページ側が答えを書いていました。1位のページは「FW-3624L-W 2024年度モデル/FW-3625L-W 2025年度モデル【販売中】/FW-3626L-W 2026年度モデル」と3年ぶんを並べたうえで、「※機能性に違いはありません」としています。気を付けたいのはレビューのほうです。5位のページには「本ページの商品レビューには、旧モデルのレビューが含まれている場合がございます」と書かれていました。レビュー件数や評価が、いま売っている年式のものとは限りません。
今回の5台では差がありませんでした。ダイニチは「安心の日本製 MADE IN JAPAN」「メーカー3年保証」、コロナは「原産国:日本」「メーカー保証3年付き」。どちらも日本製で3年保証です。5位のダイニチはもう少し詳しく、「新潟の自社工場で生産。1998年8月から業界初の取り組みとして導入した、本体3年保証」と書いていました。
運転音が数字で出ているのはコロナだけです。2位が弱22dB/強36dB、4位が弱24dB/強40dB。ダイニチの3台には運転音の記載がありませんでした。静かさを条件にしているなら、数字が出ている側を選ぶほうが確実です。寝室のような狭い部屋なら、畳数も小さめの機種で足ります。
まとめ:速さで選ぶならコロナ、タンクと価格で選ぶならダイニチ
今回いちばん意外だったのは、「ダイニチは点火が速い」が、コロナと並べると成り立たなかったことです。7秒と35秒。ダイニチが遅いのではなく、ダイニチは「保温せずに35秒」を速さと呼んでいて、コロナは「7秒で点く」を速さと呼んでいる——同じ言葉で違う数字を指していました。
もうひとつ、値段だけでは見えないものがありました。同じ畳数ならダイニチのほうが安い(木造10畳で4,000円、木造15畳で3,000円)。ただしコロナの2台は、消費電力・運転音・燃焼継続時間・待機電力を全部書いていて、ダイニチの3台は1つも書いていません。差額は、買う前に確かめられる項目の数でもある、ということになります。
だから決め方はこうなります。電気代と静かさを先に知りたいならコロナ。給油の回数と価格を優先するならダイニチ。点くまでの秒数が気になるならコロナ。そしてどちらも日本製で3年保証なので、ここでは迷わなくていい。
部屋の畳数だけは、先に決めておいてください。木造とコンクリートで数字が変わります。同じ機種が「木造10畳まで/コンクリート13畳まで」と書かれていました。
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※本記事は楽天アフィリエイトのリンクを含みます。価格・レビュー件数・評価・在庫は2026年8月30日時点の楽天市場の情報で、着火速度・タンク容量・暖房出力・消費電力・運転音・燃焼継続時間・寸法・重量は各商品ページの記載に基づきます。1畳あたり・タンク1Lあたりの金額は、表示価格を各商品ページ記載の木造畳数・タンク容量で割った当サイトの計算です。仕様・年式・配送条件は変更されることがありますので、購入前に各商品ページで最新の表示をご確認ください。灯油を燃料とする暖房器具です。設置・給油・換気・保守については、必ず取扱説明書と各メーカーの案内に従ってください。


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